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Lenovo Legion Slim 770iのレビュー【3Dソフト使って検証実演】

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3DCGを本格的に始めようと思って『Lenovo Legion Slim 770i』にたどり着いたけど、本当に大丈夫か心配だなぁ…

Lenovo Legion Slim 770i』の外観なんてどうでも良いから、具体的な性能レビューがみたいよぉ…

こんな人のために、実際の3Dソフトを使って実機レビューをしたので、購入の参考になれば幸いです。

結論

設備を気にせず軽い3D作業で完結するなら買い。

結論としては上記の通りです。普通の3DCG作業は特に問題ないので、重い作業もしない、インターフェース等の設備も気にしない、って人なら買ってもOKです。

↓のリンクから購入ページに行って、お買い物を済ませて下さい。

※このPCはLenovo様よりご貸与いただいた製品でレビューしております。

目次

Lenovo Legion Slim 770iの用途と設備からおすすめな人を考える【軽い3D作業なら買い】

結論

設備を気にせず軽い3D作業で完結するなら買い。

以上が結論です。

3DCG制作の中で、MayaやBlender等の3Dソフトだけで作業が完結する人は『Lenovo Legion Slim 770i』を買ってもOKです。

3Dソフトだけで完結?って、どういう事?

3DCGがやりたいんだから、3Dソフトさえ使えたら良いんじゃないの?

こんな人もいるはずなので、ざっくり解説します。

簡単にまとめると、Unreal Engine使いますか?ってことです。

3Dソフトで完結→軽め/Unreal Engine使う→重め

軽めな3D作業

  • 3Dソフトだけを使ってキャラクター(人やモンスターとか)を作る
  • 3Dソフトだけを使ってキャラクターアニメーションを作る

重めな3D作業

  • Unreal Engineを使った背景制作
  • Unreal Engineを使ったエフェクト制作
  • Unreal Engineを使ったカットシーンの制作

軽い作業と重い作業を分けるとこんな感じです。

つまるところ、

  • 3Dソフトだけで作業が終わる人→軽い
  • 3Dソフトで作ったデータをUnreal Engineに持っていく→重い

こんな理解でOKです。

近年のハイエンドな3Dキャラクター制作や、背景制作において、Unreal Engineを利用する機会が増えてきてます。

ゲーム制作だとキャラクターや背景の見た目を決める、『ルックデブ』の工程はUnreal Engine等のゲームエンジンで行われます。

なのでゲームで使うモデルを作りたいです、って人はUnreal Engine使えるとめっちゃ有利だと思います。ご自身のやりたいことを考えた上で、購入を検討して下さい。

【用途面の結論】作業が3Dソフトで完結するなら買いです

上記のことを改めてまとめると、

  • 3Dソフトだけで作業が終わる人→軽い
  • 3Dソフトで作ったデータをUnreal Engineに持っていく→重い

このようになります。

俺はUnreal Engineいらねー!Blenderで十分だー!

こんな人は『Lenovo Legion Slim 770i』のスペックでOKです。↓のリンクから購入して、来週くらいからCG制作を始めて下さい!

どんな作業するか分からないけど、もうちょっとメモリとストレージ欲しいかも…

こんな人は、もう一段階上のスペックを検討したほうがいいです。

参考までにこちらの『ALIENWARE X15 R2 ゲーミング ノートPC』とかと比較してみて下さい。

ゲーミングノートPCでよりハイスペックとなると、30万超えは覚悟しないといけないですね…

【設備面の結論】USB-Aが背面のみ+LAN端子無し+3.1kgを許せるなら買い

  • USB-A端子が背面にしかついてない
  • LAN端子ない
  • 総重量3.1kgを耐えられるか

設備や外観に関しては後述しますが、結論としては上記の通りです。

USB-Aが背面にしかないのはちょっとごちゃつく印象です。

しかもLANケーブル端子が標準搭載されてないってのも結構なストレスでしたね。有線接続したいなーってときに、わざわざ変換器持ってくるのも面倒だし、そもそも持ってない人が大半だと思います…。

そしてゲーミングノートPCにつきまとう重量問題。

本体+電源アダプタの合計は3.125kg。この重さに耐えれるか否かってのが、判断の分かれ目かと思われますね。

設備面の感想をざっと紹介するとこんな感じです。

性能に問題ないなら、その辺全然気にならないっすね!

こんなふうに、外観の設備を全く気にしない人なら買いです。↓のリンクから購入して、PCの到着を楽しみにして下さい!

Lenovo Legion Slim 770iのスペック

Lenovo Legion Slim 770i
液晶サイズ16インチ(タッチ非対応)
解像度2560 x 1600
CPUCore i7-12700H
GPUGeForce RTX3060 Laptop GPU 6GB
メモリ16GB(8GB x 2)
ストレージ(GB)SSD1TB M.2 PCIe-NVMe
本体重量(kg)2.25 kg
バッテリー重量(kg)0.8kg
USB-A3
USB-C2
HDMI出力1
価格22万4,840円

以上が『Lenovo Legion Slim 770i』のスペックとなります。

スペック表だけで購入判断できるなら、ネット記事なんて見ねぇよ…

って感じなので、CG業界おなじみのメディア『CGWORLD』さんの『国内CG制作環境の定点調査 CGプロダクション制作環境一斉調査2022』を参考に、『Lenovo Legion Slim 770i』の主要なスペックを見ていきましょう!

今回参考にするスペックは、

  • CPU
  • GPU
  • メモリ
  • ストレージ

の4つを参考にしたいと思います。

Lenovo Legion Slim 770iのCPU【Core i7-12700H】

2022年の調査によると、CG業界でシェアを占めるCPUは上記の通りです。

  1. Core i9 シリーズ…37%
  2. Core i7 シリーズ…31%
  3. Xeon シリーズ…10%
  4. Ryzen9 シリーズ…12%

Lenovo Legion Slim 770i』が搭載してるCore i7 シリーズは業界2番目のシェア率と言えます。

Lenovo Legion Slim 770iのGPU【GeForce RTX3060 Laptop】

2022年の調査によると、CG業界でシェアを占めるGPUは上記の通りです。

  1. GeForce RTX 3080
  2. GeForce RTX 3070
  3. GeForce RTX 3060
  4. GeForce RTX 2080~2080Ti
  5. 以下略…

Lenovo Legion Slim 770i』が搭載するGeForce RTX3060 Laptop3番目くらいのシェア率と言えます。

GeForce RTX3060 Laptopの性能は、デスクトップ版のGeForce RTX3060より、ちょっと劣るくらいで、GeForce RTX 2080クラスより上位スペックです。

現行のGPUで最上位では無いものの、中の上くらいのGPUなんだなくらいの認識でOKです

【参考】RTX3060 LaptopとRTX2070の比較

私が持ってるノートPCでGPUのスコアを測る3DMark FireStrikeのスコアを計測してみました。

3DMark FireStrikeの結果は、

  • RTX3060 Laptop…1万6,314
  • RTX2070…1万5,998

このような数値がでました。

数値では近差でしたが、Mayaでレンダリングしてる感じだと、今回レビューしてる『Lenovo Legion Slim 770i』のほうが若干サクサクかなーって印象でしたが…。

まぁこの辺はGPUのスコアだけでは判断できない部分ですね。

Lenovo Legion Slim 770iのメモリ【16GB(8GB x 2)】

2022年の調査によるとCG業界で使われるメモリは上記の通りです。

  1. 64GB…38%
  2. 32GB…36%
  3. 128GB…18%
  4. 16GB…6%

Lenovo Legion Slim 770i』が搭載するメモリ16GBは4番目のシェア率とのことです。となりました。

私のノートPCはメモリ32GBを積んでおり、会社のPCも64GBはありますので、メモリ16GBはちょっと心細いかなーって感じですね。

メモリ16GBじゃちょっと不安だなーって人は、『ALIENWARE M15 R7 ゲーミング ノートPC』あたりのゲーミングノートPCを参考にして下さい。

(30万くらいしますが…)

Lenovo Legion Slim 770iのストレージの容量と種類【1TB】

2022年の調査によるとCG業界で使われるストレージの種類と容量は上記の通りです。

  1. 1TB…42%
  2. 2TB…27%
  3. 512GB…20%
  4. 4TB…7%

SATA SSDとNVMe SSDとではほぼ大差ないシェア率となってます。

なので、『Lenovo Legion Slim 770i』に搭載されてるストレージはベストな組み合わせのストレージと言えます。

CGWORLDの記事にもありますが、

Unreal Engineなどを利用している場合はすぐに1TBは使ってしまうため、「最初から1TB以上を選ぶ企業が増えているのだろう」と澤田氏は考察した。

CGWORLDより引用

とのことです。

Unreal Engineの容量問題には後述してますので、その辺も踏まえてストレージの増設は検討してみて下さい。

Lenovo Legion Slim 770iのArnoldレンダリング検証

今回はこちらの頂点数約1万、ポリゴン数約2万くらいの3Dモデルを使ってMayaのArnoldでレンダリングの検証をしてみました。

検証の比較ゲーミングノートPCとして、私が2019年の12月から愛用してる実機、『NEXTGEAR-NOTE i7941GA1』を使ってます。

Lenovo Legion Slim 770iのレンダリング

Lenovo Legion Slim 770i

フルHDの解像度でGPUレンダリングした結果、ほぼリアルタイムで描画可能でした。

【参考】NEXTGEAR-NOTE i7941GA1のレンダリング

NEXTGEAR-NOTE i7941GA1

参考として、私が持ってるノートPCとの比較ですが、『Lenovo Legion Slim 770i』と比較してみると、レンダリング結果が出るまで、若干遅いかなーって感じですね。

3DMark FireStrikeの比較

FireStrikeのスコアこそ近差ですが、上記の動画の通り、実作業をしてみると数値以上に性能は高いんじゃないかなーってのがレビューの感想ですね。

みっつ

GPUのスコアも大事だと思いますが、CPUやメモリ容量も含めて、総合的に判断しないとダメですね。

Mayaアニメーション検証【再生問題なし】

Maya2023でモデルをリファレンス読み込みし、それを複製してアニメーションを再生して、フレームレートを検証しました。

検証の結果、キャラクターモデル10体程度のアニメーション再生くらいでは、特にフレーム落ちすることなく、毎秒30FPS付近を維持できてました。

普通にアニメーション作業するくらいなら、特に問題ないかと思います。

Unreal Engine起動テスト【City Sampleは1分超え】

Unreal Engine5の起動自体は約8秒でした。

Unreal Engine5のサンプルプロジェクト、『City Sample』の起動には約12秒でした。

※一度キャッシュを取り2回目以降の起動時間になります。

『Small_City_LVL』の立ち上げには約1分30秒かかりました。

『Big_City_LVL』の立ち上げには約1分10秒かかりました。

Unreal Engineは容量がでかい→100GBくらい使う

https://www.mitsurog.com/wp-content/uploads/2023/03/スクリーンショット-2023-03-30-212409.png

こちらの画像は今回検証に使った『Lenovo Legion Slim 770i』のストレージの状態です。1TB中400GBくらいが既に埋まっており、この中の大半は、Unreal Engineそのものの容量と、Unreal Engineで使ったシティサンプルの容量です。

  • Unreal Engine(1バージョン)…約60GB
  • シティサンプル…100GB以上

Unreal Engineのプロジェクト、重すぎじゃね!?

なるほど。そうなると、結構ストレージに余裕ほしいかも…

このように、Unreal Engineを使う予定があるかないかってのは、結構重要な判断基準と言えます。

ストレージは外付けを使えば対応可能ですが、メインストレージは標準で2TBくらいあると、作業中にストレージ不足でストレス溜まることは減りますね。

みっつ

私のノートPCはメインのストレージをSSD2TB、サブでHDD1TB積んでます。

【Lenovo Legion Slim 770i】はメモリとストレージ不足かも

改めてですが、『Lenovo Legion Slim 770i』の主要スペックはこのようになってます

CPUCore i7-12700H
GPUGeForce RTX3060 Laptop GPU 6GB
メモリ16GB(8GB x 2)
ストレージ(GB)SSD1TB M.2 PCIe-NVMe
価格22万4,840円

検証動画でもあったように、Unreal Engineの『City Sample』プロジェクトの起動には1分以上かかってます。そしてレンダリング時は、若干のカクつきもあります。

もし3Dモデリングをやろうとして、街や風景を作りたいとなった場合は、City Sampleと言わないまでも、それなりに容量のある3Dデータを扱う事になります。

これくらい重めな3D作業になってくると、メモリ16GB、ストレージがSSD1TBというのは、ちょっと心細いかもしれません。

この辺は扱うプロジェクトのデータ構成によるので、PCスペックが原因かってのは一概には言えないので、あくまで参考程度の認識でお願いします。

ZbrushのZリメッシュによるリトポ検証【160万ポリが30秒以下】

160万ポリゴンあるモデルを半分の設定でリトポします。リトポっていうはデータを圧縮する作業だと思って下さい。

160万ポリゴン → 13万ポリゴンのリメッシュは、29秒

13万ポリゴン → 6万ポリゴンのリメッシュは、9秒

リトポ作業も問題なくできそうですね。

Houdiniの起動は13秒くらい

Houdiniの立ち上げには約13秒かかりました。Houdiniの知見がないので起動検証くらいしかできてませんが、今までの検証結果から察するに、概ね問題ないと思われます。

LegionSlim770iのベンチマーク

ベンチマークLegionSlim770iNEXTGEAR-NOTE i7941GA1
PassMark5032.42389.0
Cinebench(Multi)138935126
Cinebench(Single)1660993
ドラクエ10(最高品質)2385911483
FF14(最高品質)1829813423
FF15(高品質)76217665

Lenovo Legion Slim 770i』の各種ベンチマークスコアは上記の通りです。私が2019年の12月頃に購入したゲーミングノートPCと比較してます。

PassMark【5032.4】

CPUやGPU、メモリ等の総合的なスコアを測るPassMarkテストでのスコアは『5032.4』となりました。

Cinebench【Multiは13893】

CPUのスコアを測るCinebenchではマルチコアで『13893』、シングルコアで『1660』となりました。

現行のCPUランキング的には4番目の性能っぽいです。やはりi7も12世代目となると、かなり性能いいですね。

ドラクエ10【最高品質で23859】

軽めのゲームであるドラクエ10のベンチマークでは、

  • 最高品質が『2万3,859』
  • 高品質が『2万3,298』

どちらも問題なく快適に遊べそうです。

FF14【最高品質で18298】

標準的なゲームであるFF14のベンチマークでは、

  • 最高品質が『1万8,298』
  • 高品質(デスクトップPC)が『1万9,066』

こちらも問題なさそうですね。

FF15【高品質で7621】

重めなゲームのFF15のベンチマークでは、

  • 高品質が『7621』
  • 標準品質が『9862』

このようなスコアになりました。

若干のカクつきがあったものの、こちらも概ね問題なく遊べそうです。

【Lenovo Legion Slim 770i】の外観とハードウェア性能

最後に全体の外観を見ていきます。

Lenovo Legion Slim 770iの外観

横幅は約36cm

縦幅は約26cm。

厚さは約2.2mm

PC本体は180度開ける作りになってます。

裏面。特に言うことはないです。

Lenovo Legion Slim 770iのディスプレイ

ベゼル幅は5mm。

ノングレアのモニターなので、これくらい斜めからみても反射はしないです。

Lenovo Legion Slim 770iのキーボード

キー同士の間隔は約3mm

キーパッドの幅は12cm

キーストロークは1.1mmでした。

Lenovo Legion Slim 770iの重量【3,125g】

PC本体の重さは2,259gで、電源アダプタの重さは866g。合計すると、3,125g。

ノートPCを持ち運ぶとなると、約3.1kgを常に携帯することになる。これは結構重いですね。

Lenovo Legion Slim 770iのインターフェース

  • USB-A…3
  • USB-C…2
  • HDMI…1
  • 4-in-1のSDカードスロット…1
  • イヤフォンジャック

背面にはUSB-Aが3つ、HDMIが1つ、電源ポートが1つとなってます。

左側はUSB-Cが2つあり、そのうちの1つはThunderbolt4に対応してるため、type-C接続で外部モニターに接続することができます。

そのためHDMIケーブルがなくても、デュアルディスプレイが可能になります

右側はイヤフォンジャックと4-in-1のSDカードスロットとなっております。一眼レフ等のカメラから撮影した動画素材を取り込む際に、SDカードのまま取り込めるのは便利ですね。

また、イヤフォン等を有線で接続できるので、遅延なく音を拾うことがきます。

Lenovo Legion Slim 770iのバッテリー駆動時間【約1時間17分】

電源100%の状態からFF15のベンチマークを延々とループさせて、ソフト起動時のバッテリー持ちを検証してみました。

結果は『約1時間17分』

みっつ

ゲーミングノートPC全般に言えることですが、バッテリーの消耗はめちゃくちゃ激しいです。

3D作業は重たい作業の連続なので、作業の際は電源つけっぱがデフォになると思われます。なので、学校やカフェとかの出先で作業する際は、電源アダプタの携帯は必須です。

上でも書きましたが、ノートPC本体が『2.25 kg』、電源アダプタが『0.8kg』なので、総重量は『約3,1kg』になります。

2Lペットボトル1本と、500mlペットボトル2本を常に持ち歩いてるって考えると、結構な重量です。

この辺の重量が気にならない人なら、購入を考えても良いかもですね。

Lenovo Legion Slim 770iのファン音

FF15のベンチマークを起動させ、ソフト起動時のファンの駆動音を計測しました。

ファンの駆動音

  • アイドル状態…33デシベル
  • ファン駆動時…44~46デシベル

ファンのデシベル数は上記の通りです。

デシベル数の参考として、こちらの『騒音値の基準と目安』によると、

  • 30デシベル…ささやき声
  • 40デシベル…図書館
  • 50デシベル…クーラーの室外機
  • 60デシベル…トイレの洗浄音

とのことです。

『Lenovo Legion Slim 770i』のアイドル状態だとファンの音は特に気にならず、CGソフトやゲームをしてるときは、多少ファンの音が鳴ってるなーといった感じです。

ファンの音が気にならない人は、購入を考えても良いかもですね。

【注意点①】USB-A端子が背面にしかついてない

https://www.mitsurog.com/wp-content/uploads/2023/03/img_2966-scaled.jpg

背面にはUSB-A端子3つと、電源ポート、HDMIポートが1つずつあります。これらが密集してることで、結構ごちゃつくなーって印象でした。

バッテリー持ちなんて実質ないもなので、電源さしっぱは必須。デュアルモニターにしようと思ったらHDMIさしっぱもデフォですし…。

マウスやペンタブ等の入力デバイスも必須なんで、これも必要…。

ってなってくると、背面はかなり窮屈になりますね。

人によってはヘッドフォンをUSBから引っ張ってる可能性もあると考えると、ポートが背面にしかないってのは、ちょっと考えものかもですね…。

【注意点②】LAN端子がない

デフォルトの装備でLANケーブルが挿せないのも結構ストレスですね。必要に応じて変換器(USB-A to LANケーブル)を用意するのは、意外と面倒でした。

3DCGの作業では比較的重たいデータを扱います。Mayaやblender、UE等のソフトをインストールするのだったり、ネットからモデルデータをダウンロードすることも頻繁にあります。

Wi-Fiがあるじゃん、無線でいいじゃん

このような意見もあるかもですが、無線と有線で通信速度は段違いです。有線の方が圧倒的に早いです。

まぁダウンロードが発生したら、その都度、変換機で対応するって手段もありますが…(私は面倒でした…)

この作業を許容できるのであれば、購入を考えてもいいかもしれないです。

【注意点③】総重量3,125gを耐えられるか

ノートPC 本体と電源ケーブルの総重量は3.1kgです。

外に持ち運ぶとなると、それなりデカいリュックと2Lペットボトル1本、500mlペットボトル2本分の重量を持ち運ぶことになります。

この重量に耐えられる、もしくは頻繁に外に持ち出さない

っていうのであれば、買ってもいいかもですね。

この辺がハード面で注意する部分です。

【まとめ】設備を気にせず軽い3D作業で完結するなら買い

  • MayaやBlender等の3Dソフトで完結するなら買い
  • Unreal Engine使うなら要検討
  • 背面にしかUSB-Aがないのを許容できるなら買い
  • LANケーブルさせないの許容できるなら買い
  • 総重量3.1kgに耐えれるなら買い

Lenovo Legion Slim 770i』をまとめるとこんな感じですかね。

3Dソフトでキャラクターモデリングとか、アニメーションさせる分には全然問題ないです。

ただ、建物や風景のような背景制作になってくると、メモリとストレージの観点から、結構しんどいって印象です。

ハード面でいうと、USB-Aが背面のみ、LAN端子が無いってのは、個人的には好みじゃなかったです。

3D制作は重たいデータのアップ/ダウンロードを頻繁にやるので、標準で有線接続できるほうがありがたいです。

総重量が3.1kgありますが、家に据え置きですって人はあんまり気にしなくても良いかもですね。ただ、持ち運び前提だと、結構重たいので覚悟した方がいいですよ(笑)

以上です。

上記のことを踏まえた上で、『Lenovo Legion Slim 770i』の購入を検討してみて下さい!

ABOUT ME
みっつ
CGアニメーター/リガー テクニカルアーティスト(TA)目指して精進中です 都内でゲーム作ってます。