「専門学校が出す、資格取得率って重要?」
「ゲームクリエイターになるために、資格って必要なのかな?」
このような悩みを解決します。
この記事を読めば
「資格よりも大事な事があるんだ!」
って気持ちになります。
- ゲームクリエイターに資格は必須じゃない
- 資格よりスキルの習得
- ポートフォリオの質が重要
- でも、知識は必要
会社でゲーム作ってて思うんですが、正直な話、ゲーム作りに資格っていらないですよ。
下の方で解説してますので、よかったら読み進めてください。
ゲーム系専門学校で資格対策の授業がいらないと思う理由
- そもそも企業の募集要項に書いてない
- 履歴書の美しさよりポートフォリオの中身
- 短い在籍期間ならスキルに直結する授業を優先すべき
- 【番外編】業界30年のベテラン上司が言っていた
以上が私が思う、ゲーム系専門学校に資格対策の授業がいらないと思う理由です。
順番に解説していきます。
そもそもゲーム会社の募集要項に書いてない
【必須条件】
●Mayaなどの3DCGソフトウェアを用いてのゲームや映像作品の背景制作経験
●HD世代以降のハード環境での開発経験
上の画像は、任天堂が中途採用者に求める必須条件です。
CGソフトでの制作経験や、最近のハード(switchとかPS4とか)での開発経験が必須と書かれてます。
しかし、国家資格や○○検定なんて文字は、一言も書いてないです。
これを見ても分かるように、ゲームを開発する人間に、国家資格はおろか、○○検定なんてものは不要である事がわかります。
日本でトップのゲーム会社が、応募条件に掲げてないんですから、他のゲーム会社さんも同じだと思います。
ゲーム会社は履歴書の美しさよりポートフォリオの中身が重要
ゲーム会社の募集要項を見ても分かるように、大事なのは履歴書の美しさではありません。
資格より重要なのは、ポートフォリオ(作品集)の中身です。
どんなに素晴らしい国家資格を持っていようが、ポートフォリオに低クオリティな作品が並んでたら、採用なんてまずあり得ません。
逆に資格なんて何も持ってなくても、ポートフォリオの中身が素晴らしかったら問題なしです。
そういう人は1次面接2次面接なんてすっ飛ばして、いきなり最終面接に呼ばれるでしょう。
クリエイターに求められるのは、資格欄が埋まった履歴書じゃありません。
あなたのやりたい事・できる事が詰まったポートフォリオの方が重要です。
専門学校の在籍期間が短いならスキルに直結する授業をすべき
「あれも大事、これも大事と、大事なものがたくさんあり過ぎて、講師も学生も、一番大事なものが見えなくなっているように思います。
2年間という限られた時間のなかで、本当に学ぶべきものは何なのか、何に時間を使うべきなのか、それを見極めて余計なものをそぎ落とし、さらに洗練されたカリキュラムの構築を目指していきたいです」。
上の言葉はCG制作会社の社長で、専門学校の非常勤講師も勤める方の意見です。
この方の意見には私も同意で、専門学校側はもっと時間の使い方を考えるべきだと思います。
2年や3年という短い期間しかないのに、スキルに関係ない授業やってどうするんですか?って話です。
(4年制なら巻き返す時間があるので、問題ないと思いますが…)
2年制の学校なのに1年を資格対策に使ってたら、作品つくる時間ないじゃないですか。
そんな授業させられて、生徒たちが可哀そうです(´;ω;`)
そんな授業を受けるとはつゆ知らず、学校側の口車に乗せられて入学しちゃうんですから…
なので学校のHPに、
『色んな資格が取れる!』
なんて書いてあったら要注意ですよ!!
【番外編】ゲーム業界20年以上のベテラン上司が言っていたから
前の会社の上司も、”クリエイターに資格はいらない”って言ってました。
資格の勉強なんてしてる時間があるんなら、作品つくらせろよな~
ですって(笑)
ドットの時代からゲーム作ってるベテランが言ってるんですから、
資格ってマジでいらないなって思います。
資格はいらないけど知識は必要
ここまで散々資格をバカにしておいてアレですが、最低限の知識は必要です。
例えば、
- ネットが繋がる仕組み
- パソコンが動く仕組み
- IT系の専門用語
とか…
パソコンを使って仕事をするなら、うす~くでもいいので理解してる方がいいです。
てか、知らないと普通に困ります。
例えばパソコンを買うときに
- CPUってなんだ?
- グラフィックボードって何?
- メモリ8GB?
- すとれーじ??
こんな感じで何も知らなかったら、ヤバいですよ。
無知に付け込まれて高額商品を買わされる場合もあります。
自分の不利益を防止するためにも、最低限の知識はあった方がいいです。
無知は搾取される世の中。
知識武装は大事です。
知識は必要。でも授業でやらんでもよくない?
しかしそんな知識は授業で習わなくても、自然と身に付くものです。
というか、
知らないとヤバい事は自分で調べます。
なのでいちいち
「私、ITに広い見識があるのよ(ドヤァ)」
みたいに威張るためだけの資格なんて、いらないです。
資格を持ってる事より、そこで得た知識をどう使うか
って方がよっぽど重要だと思います。
【まとめ】ゲーム系の専門学校では資格より優先する事がある
- ゲームクリエイターに資格は必須じゃない
- 資格よりスキルの習得
- ポートフォリオの質が何よりも大事
- でも、知識は必要
以上が今回のまとめです。
ゲームクリエイターに資格は必須じゃありません。
もちろんこれは会社によって変わるかもしれないので、一概には言えないです。
しかし、少なくとも任天堂の募集要項には、国家資格や○○検定という文字がない事も事実です。
資格よりも、スキルの習熟度や開発経験の有無を問われてます。
それらを証明するには、
作品をつくり、ポートフォリオ(作品集)を充実させる必要があります。
なので学生時代は資格の勉強をほどほどにして、制作時間を確保すべきです。
もちろん、資格が全て無駄だとは言いません。
そこで習う知識は必要だと理解してます。
ただ、わざわざ資格として証明する必要はないと思います。
この記事があなたの専門学校選びに貢献できたのなら、幸いです。
変な学校に進学しないでください。
専門学校ってどれを選べばいいか分からない!
って人はこちらの
で私がおすすめする専門学校を載せてるで、専門学校選びに迷ってる人は参考にしてください。