「行きたい学校が無認可校なんだけど、何となく不安…」
「認可校と無認可校の違いを教えてほしい…」
こんな悩みを解決します。
この記事を読めば、
「なんだ、無認可校も悪くないじゃん!」
ってなります。
元専門学生の私が、認可校と無認可校の違いを解説してます。
認可校と無認可校では、明確に違う部分があるので、そこを理解した上であなたの進路を選んでください。
認可校と無認可校の違い【奨学金・称号・入学資格】
特徴 | 認可校 | 無認可校 |
日本学生支援機構の奨学金
|
使える | 使えない |
卒業後の称号 | 専門士/高度専門士 | 付かない |
入学資格 | 高校卒業程度 | 誰でも入れる |
通学定期 | 使える | 使えない |
1コマの授業時間
|
50分以上 | 自由 |
専任教員の数 | 教員の半分以上 | 自由 |
校舎の場所 | 私有地じゃないとダメ | どこでもOK |
認可校と無認可校の違いは、こんな感じです。
順番に解説していきます。
日本学生支援機構の奨学金【認可校は○・無認可校は×】
一般的に『奨学金』と言えば、この『日本学生支援機構(以下.JASSO)』を指してます。
貸与型(一時的にお金を貸す)の奨学金で、第1種・第2種の2種類があり、最高で毎月17万円くらい借りれます(個人差アリ)
しかも、第1種は無利子、第2種は金利0.15%くらいなので、かなり良心的な借金と言えます。
(借りないに越したことはありませんが…)
一方で、無認可校はJASSOから奨学金が借りれないため、そのほかの金融機関から、お金を借りることになります。
【卒業後の称号】認可校は専門士/高度専門士・無認可校はナシ
認可校を卒業したら、専門士か高度専門士、いずれかの称号が獲得できます。
こちらの称号は、短大/4年制大学と同じ扱いになり、ちゃんとした学歴です。
しかし無認可校を卒業しても、特に何の称号も得られず、学歴が更新されることはありません。
【入学資格】認可校は高卒以上、無認可校は決まりナシ
認可校では高校卒業程度の資格が必要ですが、無認可校は特に決まってません。
諸事情で高校に行けてない人なら、この差は大きいです。
高校に行けてない人からしたら、めっちゃ嬉しいね!!
認可校は通学定期、無認可校は通勤定期
認可校は学生証を発行できるので、通学定期が使えます。
無認可校は通学定期が使えない代わりに、通勤定期を作るのが一般的です。
【1コマの授業時間】認可校は50分以上、無認可校は決まりナシ
認可校では1コマあたり、50分以上と決まってます。
しかし無認可校は、1コマあたりの授業時間が特に決まってません。
30分だろうが45分だろうが、それを決めるのは運営側の自由なので、授業構成の柔軟なカスタマイズが可能です。
【専任教員の数】認可校は半分以上、無認可校は決まりナシ
認可校の教員は、半分以上が専任である必要があります。
専任の教員って?
一方で無認可校は、専任教員の数に決まりがありません。
専門学校に現場のクリエイターが少ないのは、こんな決まりがあるからなんだね!
【校舎の場所】認可校は私有地、無認可校は借りものでOK
認可校が学校を建てる場所は、私有地じゃないとダメです。
そのため、ある程度の土地が必要になってくるので、校舎へのアクセスが悪くなる場合があります。
一方、無認可校に場所の決まりはないので、駅から近いビルの中とかでも教室を開けます。
※認可校の条件を詳しく知りたい人はコチラ
認可校と無認可校はどっちがいいの?【学歴・称号・奨学金が重要】
以上の3つを踏まえて、それぞれの特徴にあった学校を紹介します。
認可校がオススメな人
認可校最大のメリットは、金利の安いJASSOから奨学金を借りることと、卒業後に称号が獲得できることです。
在学中のお金を賄う手段は、学生ローンなどもありますが、JASSOと比べて金利が10倍くらい違うので、あまりオススメはしません。
お金を借りるならJASSOか、別で無利子の奨学金を探してください。
また、卒業後に専門士や高度専門士の称号も獲得できるので、会社による学歴フィルターに引っかからない利点もあります。
お金も心配だし、卒業後の称号も欲しいから、俺は認可校に行くぜ!
利率を甘く見てたらヤバい話
奨学金の利率ってそんなに大事?
借りれてたどれも同じじゃない?
こう思ってる人は、マジで危険なのでこの瞬間から考えを改めてください。
■在学中にお金を賄う方法
お金を賄う方法 | 利率 | 300万借りた場合の返済額 |
JASSO(第2種) | 約0.15% | ¥3,004,500 |
日本政策金融国庫 | 1.70% | ¥3,051,000 |
三井住友銀行の教育ローン(有担保型) | 2.975% | ¥3,089,250 |
オリコの教育クレジット | 5.5% | ¥3,165,000 |
在学中の金を賄う方法を並べましたが、ご覧の通り、JASSOが最も金利が低いです。
この表から分かるように、JASSOの金利がいかに低いかが分かると思います。
在学中のお金が心配な人は、素直に認可校へ行きJASSOで借りてください。
金利って恐ろしいんだね…
無認可校がオススメな人
無認可校の最大のメリットは、誰でも入れるという点です。
何らかの理由で高校に行けず、高卒程度の資格を持ってない人もいると思います。
ある程度お金に余裕があり、専門スキルを学びたい人なら、無認可校でも問題ありません。
入れる会社に制限はありますが、ぶっちゃけ、業界に入っちゃえば学歴は関係ないです。
高校中退で夢を諦めかけてたけど、無認可校なら頑張れるかも!
授業内容は認可/無認可、関係ナシ【認可校でヤバい学校も有る】
無認可校って授業内容はどうなの?
規定がない分、テキトーなのでは?
このような不安を抱く人もいると思います。
例1)バンタンゲームアカデミーの動画コンテンツ
例えば、バンタンゲームアカデミーでは、『バンタン・フリップチャンネル』と言う、動画配信サービスを使い授業内容を公開してます。
生徒は無料で見れますし、一般の方も月額540円~視聴可能です。
最悪、不安なら動画を見て確認すればOKです。
例2)東京アミューズメントメディア総合学院は認可校と同じ授業内容
他にも、東京アミューズメントメディア総合学院は、姉妹校である、大阪アミューズメントメディア専門学校と同じ授業内容です。
認可を受けた専門学校と同じ授業内容なら、それは必然的に問題ないと言えます。
認可校だけどヤバい授業内容
逆に、専門学校を名乗っていながら、ヤバい授業をしてる専門学校もあります。
年間の3割くらい資格勉強してたり、勉強する分野を広げすぎるあまり、中途半端なスキルしか付かないだろうなって授業内容です。
このことから、授業内容だけ見る場合、認可/無認可はあまり関係ありません。
ゲーム制作が学べる無認可校を紹介
以上の3つが代表的な無認可校です。
正直、その辺の認可校にも引けを取ってないです。
詳しくはリンク先の詳細ページを確認してください。
認可校/無認可校の違いまとめ【学校の良し悪しに関係ナシ】
以上が今回のまとめです。
行きたい学校が無認可校で、不安になってるそこのあなた!
無認可校だからって、心配することは無いです。
重要なのは、あなたのやる気です!!
認可校との違いを理解した上で、あなたに合った進学先を選んでください。
まずは、気になる学校の資料を取り寄せましょう!