授業内容

HAL2年制ゲーム学科の授業内容

「HAL2年制ゲーム学科ってどんな授業をしてるの?」

「HAL2年制ゲーム学科の授業で、ゲームクリエイターになれるのかな…」

このような不安を解消します。

■HAL2年制ゲーム学科の授業

  • HAL2年制の授業は、スキルに関係するものが少ない
  • HALに行くなら4年制がオススメ

結論から言うと、HAL2年制ゲーム学科の授業内容は、あまりオススメ出来ません。

「2年制に行くなら、4年制に行け」と言うのが私の意見です。

■軽く自己紹介

私は元ゲームクリエイターで、関西の大手ゲーム会社でCGデザイナーをしてました。

今はフリーのデザイナーとして活動してます。詳しくはこちら

元ゲームクリエイターの観点から、HAL2年制ゲーム学科の授業を分析し、どんな内容かを解説してます。

HALのレビュー記事はこちら

授業内容に触れるため専門用語が多くなりますが、ご了承ください。

HAL2年制ゲーム学科は後期で専攻が分かれる

HAL2年制のゲーム学科は、1年目後期(10月)から専攻が2つに分かれます。

専攻名

  • ゲームプログラム専攻
  • キャラクターデザイン専攻

それぞれで、プログラマーとゲームグラフィックに特化した専攻とに分けられます。

専攻が分かれる前(1年目前期)はどうなってるの?

専攻が分かれる前は、同じ授業をやります。

なので、入学時には『ゲーム学科ゲーム専攻』と言うくくりで入ってきて、10月になったら自分のやりたい事に特化した専攻に進む、という感じです。

ここからは、『ゲームプログラム専攻』、『キャラクターデザイン専攻』の2つに分けて、授業内容を解説していきます。

HAL公式HPで公開されている情報を元に、授業内容がどのように構成されているかを分析しました。

参考ページ

ゲームプログラム専攻の授業はプログラムと資格対策が6割

ゲーム学科ゲームプログラム専攻の授業ゲーム学科ゲームプログラム専攻の授業
種類 時間 割合
プログラム 960 42%
資格・検定対策 562 24.6%
企画 272 11.9%
制作 148 6.5%
グラフィック(2D) 34 1.5%
その他 562 13.6%
合計 2,288 100%

※分類は当サイトの独断です

HAL2年制ゲームプログラム専攻の授業構成は、プログラムが960時間(42%)と一番多く、次いで資格・検定対策が562時間(24.6)と言う事が分かりました。

プログラムは何となく分かるけど、『資格・検定対策』って何をやってるの?

資格・検定対策では『基本情報技術者試験』と呼ばれる情報試験の対策をやってます。

この資格は国家資格で、昨年の合格率は3割以下と報告されてます。(詳しくはこちら)

やっぱり、『基本情報技術者試験』は持ってた方がいいの?

プログラマーを目指すなら、情報試験は持ってた方が良いと思います。

 

なぜなら、この試験はプログラマーに必要な、『読解力』や『論理的に考える力』が鍛えられる試験だからです。

資格取得に意味は無いと思いますが、この試験で問われる知識は割と重要なので、勉強して損する事は少ないと思います。

ちなみに、この情報技術者試験の対策授業は、多くのゲーム系専門学校で取り組まれてるので、HALが授業に入れてるのも納得できます。

『その他』って項目が13%あるけど、これは何?

その他には、HR(ホームルーム)や就職に関する授業があります。

HRでは生徒の進路相談や業界研究とか、色々やるらしいです。

スキルとは直接関係ないので、その他に分類してます。

ここからは実際の授業内容を見ていきます。

【全公開】ゲームプログラム専攻の授業内容【HAL】

学年 科目名 種類 内容 授業時間
1 フレックススタディI その他 HR的な 68
1 学外実習I 企画 作品展見たりする 66
1 コンセプトメイキング 企画 コンセプトの作り方 66
1 就職ガイダンス その他 履歴書やメールの書き方、電話対応 20
1 コンピュータサイエンスI 資格・検定 基本情報対策 198
1 CASLI 擬似言語 資格・検定 基本情報対策 66
1 コンピュータグラフィック 3D CGソフトの基礎 66
1 クリエーション 企画 ロジカルシンキング 34
1 ゲーム開発I (DirectX) PG DirectXを使いゲーム作る 68
1 ゲーム開発技術(C) PG DirectXを使いゲーム作る 136
1 ビジュアルデザイン 2D Photoshop・illustrator 34
1 ビジネストレーニング その他 自己アピールとかの就活訓練 32
1 ゲーム開発Ⅱ (DirectX) PG DirectXを使いゲーム作る 96
1 ゲーム開発技術Ⅰ (DirectX) PG 3Dプログラム構築を学ぶ 128
1 HAL EVENT WEEKⅠ 制作 学内作品展 30
1 国家試験対策 [基本情報] 資格・検定 基本情報対策 54
1 自己開発Ⅰ その他 自分を見つめ直す時間 8
2 フレックスス タディⅡ その他 HR的な 146
2 学外実習Ⅱ 企画 作品展見たりする 66
2 自己開発Ⅱ その他 自分を見つめ直す時間 8
2 創造性開発 企画 アイデアの作り方 8
2 プロジェクト マネージメント 企画 業務の進め方を学ぶ 32
2 ネットワーク 概論 PG ネットワークの仕組みを学ぶ的な 64
2 コンピュータ サイエンスⅡ 資格・検定 基本情報対策 124
2 ゲーム開発 (DirectX) PG DirectXを使いゲーム作る 188
2 ゲーム開発技術Ⅱ(DirectX) PG DirectXを活用した3Dゲームの作り方 124
2 ゲーム開発技術(C++) PG C++でプログラミング 124
2 国家試験対策 資格・検定 応用or基本情報対策 54
2 ビジネスコミュニケーション その他 ビジネスマナー 30
2 卒業制作 制作 チーム制作 118
2 Window SAPIプロ グラミング PG Windowsで動作するプログラムを作る 32
合計 2288

以上が、HAL2年制ゲーム学科ゲームプログラム専攻の全授業です。

プログラムの授業では、ゲームエンジン(Unity等)を使った授業が無く、DirectXを使ったゲーム開発をメインにしてる事が分かります。

『ゲームエンジン』も『directX』ってやつも、両方分からないよ~

■ざっくりと説明

  • ゲームエンジン…プログラムの知識が無くてもゲームが作れる
  • DirectXを使った開発…ゴリゴリにプログラムを組んでパソコン用のゲームを作る

近年のゲーム開発は、ゲームエンジンを使ったものが主流ですが、よりハイエンドなゲーム制作になると、ゲームエンジンを拡張したスキルが求められます。

みっつ
みっつ

要はプログラマーとして基礎力が無いと、ゲームエンジンが使えない開発の時、詰むよねって事です。

directXは『C++』と言うプログラム言語を使いますが、そこをカバーするようにちゃんと『C++』の授業もあるので、安心です。

なんちゃってプログラマーにならないためにも、基礎は大事なんだね!

キャラクターデザイン専攻の4割はグラフィック系の授業

ゲーム学科キャラクターデザイン専攻の授業
種類 時間 割合
3D 608 26.6%
2D 330 14.4%
資格・検定対策 318 13.9%
その他 312 13.6%
PG(プログラム) 300 13.1%
企画 272 11.9%
制作 148 6.5%
合計 2288 100%

キャラクターデザイン専攻ではグラフィック系(2D・3D)に938時間(40.9%)、次いで、資格・検定対策に318時間(13.9%)使ってます。

キャラクターデザイン専攻も、『基本情報技術者試験』の対策授業を受けるの?

1年目前期はまだ専攻が分かれてませんので、情報試験の対策やプログラムの授業があります。

グラフィッカーにとって、プログラムの知識が全く必要ない、とは言いませんが、実用的じゃない事は間違いないです。

正直は話、グラフィッカー志望の人にとって1年目前期は、退屈な授業のオンパレードな気がします。

みっつ
みっつ

1年目後期からはCGソフトを使った実習や、デッサンなども始まるので、そこまでの辛抱ですね(;’∀’)

では、授業の詳細を見ていきましょう。

【全公開】キャラクターデザイン専攻【HAL】

学年 科目名 種類 内容 授業時間
1 フレックススタディI その他 HR的な 68
1 学外実習I 企画 作品展見たりする 66
1 コンセプトメイキング 企画 コンセプトの作り方 66
1 就職ガイダンス その他 履歴書やメールの書き方、電話対応 20
1 コンピュータサイエンスI 資格・検定 基本情報対策 198
1 CASLI擬似言語 資格・検定 基本情報対策 66
1 コンピュータグラフィック 3D CGソフト基礎 66
1 クリエーション 企画 ロジカルシンキング 34
1 ゲーム開発I (DirectX) PG DirectXを使いゲーム作る 68
1 ゲーム開発技術(C) PG DirectXを使いゲーム作る 136
1 ビジュアルデザイン 2D Photoshop・illustrator 34
1 ビジネストレーニング その他 自己アピールとかの就活訓練 32
1 ゲームグラフィックスデザイン実践Ⅰ 2D 色んなゲームのグラフィック表現を学ぶ 96
1 デッサンⅠ 2D デッサン 64
1 3DCG制作Ⅰ 3D mayaを使ってCG制作 64
1 HAL EVENT WEEKⅠ 制作 学内作品展 30
1 国家試験対策 [基本情報] 資格・検定 基本情報対策 54
1 自己開発Ⅰ その他 自分を見つめ直す時間 8
2 フレックスス タディⅡ その他 HR的な 146
2 学外実習Ⅱ 企画 作品展見たりする 66
2 自己開発Ⅱ その他 自分を見つめ直す時間 8
2 創造性開発 企画 アイデアの作り方 8
2 プロジェクトマネージメント 企画 業務の進め方を学ぶ 32
2 ネットワーク概論 PG ネットワークの仕組みを学ぶ的な 64
2 デッサンⅡ 2D デッサン 136
2 ゲームグラ フィックスデザイン実践II 3D ゲーム用のCGモデルを作る 230
2 3DCG制作Ⅱ 3D mayaを使ってアニメーション 72
2 デジタルアニメーションⅠ 3D Aeを使った映像制作 72
2 3DCG制作Ⅲ 3D mayaを使ってCG制作 104
2 ビジネスコミュニケーション その他 ビジネスマナー 30
2 卒業制作 制作 チーム制作 118
2 Window SAPIプロ グラミング PG Windowsで動作するプログラムを作る 32
合計 2288

プログラム系の授業は、2年目になると一切なくなってます。

2年目は、2D・3Dの授業が本格化し、グラフィッカーとしてのスキルを高めていきます。

 

3Dソフトの実習では『maya(マヤ)』を使い、CGの作り方を学んでいきます。

『maya(マヤ)』ってなに?

『maya(マヤ)』はCG業界で一般的に使われてるCGソフトで、多くの映画やゲームはmayaを使って作られてます。詳しくはこちら

HAL2年制の授業はスキルに結び付く授業が4割ほど

HAL2年制のプログラマー専攻とキャラクターデザイン専攻、両方に言えるのは、スキルに関係ある授業は4割ほどしかないと言う事です。

残りは資格対策や企画、就職関係の授業で、正直無駄が多いのでは?と思います。

4年制ならまだ挽回できると思いますが、2年しかない中、この授業内容はちょっと…

もちろん、実習だけやってれば良いとは言いませんが、それにしてもこの割合は酷いな~って思います。

HALに実績があるのは確か

しかし、HALが大手ゲーム会社や、数あるコンテストを受賞してるのは事実です。

上の画像は、平成29年度に卒業したHAL東京2年制ゲーム学科の就職実績です。

■主な就職先、業界等

ゲームソフトメーカー、アミューズメント機器メーカー、情報処理業界

(中略)

■卒業者数41人

卒業者に占める就職者の割合:92.7%

どれだけの人数がゲーム業界へ行ったかは不明ですけど、少なくとも2年制を経てゲーム業界へ行った実績は証明されてます(どこの会社かは存じませんが…)。

な、なんかHALって思ってたのと違うな…

こう思うのも無理はありません。

しかしHALの授業は、4年制に通う事で効果を発揮すると思います。

HALに行くなら4年制がオススメ

HALは知名度こそ抜群ですが、その恩恵を受けるには、4年制へ行く方がいいです。

なぜなら、4年制には2年制に無いものがたくさんあります。

■HAL4年制のメリット

  • ゲームコンテストへの応募機会
  • 3年目に行われるインターンシップ
  • 圧倒的な人数の差

HALには日本ゲーム大賞や、福岡GFFアワードと言ったコンテストでの大賞実績があります。

このようなコンテストへ応募できるのは、卒業までに余裕がある4年制学科がほとんどです。

みっつ
みっつ

2年制の人はコンテストに応募するヒマも無く、就活が始まりますからね

また、3年目の後期にある企業インターンシップも魅力的です。

実際の開発現場に行けるわけですから、かなり有意義な時間になります。

HALの4年制ゲーム学科は人数が多く優秀な人が集まりやすい

そして極めつけは、人数の差です。

画像は平成29年度の卒業生の人数です。

HAL東京4年制は89人

HAL東京2年制は41人

実に2倍以上の人数差があります。

4年制のゲーム学科は、この他にも『ゲームデザイン学科(21人卒業)』、『ゲーム企画学科(26人卒業)』となっており、合計すると136人。

その数は3倍以上です。

ここまで人数の差があれば、4年制に優秀な人が集まるのは必然です。

クラスに1人でも出来る子がいると、その人が起爆剤となり、周りの士気が上がります。

そうする事で、意識の高いクラスになり、結果として大手ゲーム会社へ輩出できるわけです。

みっつ
みっつ

以上の事を考えると、HALに行くなら4年制をオススメします。

た、確かにHALは、2年制より4年制の方が良いって事は分かったけど…

本当の事は分からないよな~

こういう不安がある人は、オープンキャンパスへ行くことをオススメします。

オープンキャンパスでHALの授業を体験してみる

オープンキャンパスでは学校のリアルな雰囲気を知れるので、参加する事をオススメします。

オープンキャンパスはダルイな~

このような意見もあると思います。

確かに、わざわざ学校に足を運ぶのは面倒です。

しかし、いざ入学してみて、

「なんか思ってた感じと違う!」、「こんな授業だと思ってなかった!」

こうなってからでは、後の祭りです…

少なくとも、初年度に収めた138万円は戻ってきません。

みっつ
みっつ

日曜の4~5時間と、往復の電車賃でこのリスクを回避できるなら、安いものですよ。

そう言われると、行かない方がヤバい気がしてきた!

あれ?でもHALってどこにあるんだ?

HALは新宿・名古屋・梅田にある

HALは東名阪の主要都市にあります。

HAL東京なら新宿、HAL名古屋なら名古屋、HAL大阪なら梅田と、それぞれ最寄り駅から徒歩10分圏内にあり、アクセスが非常に便利です。

体験授業に行けない人は資料請求でガマンしよう

き、気になる…

だけど田舎住まいだから、気軽に行けないよ…

こんな人は仕方ありません。

資料を取り寄せて、それでガマンしましょう。

資料請求で得られる情報にも限りはありますが、それでもネットだけの情報取集よりはましです。

学校の資料は、手元にあるだけで謎にテンション上がります(笑)

「来年はこの学校で、こんな事勉強するのかな~」

って妄想しながら、部屋の中で資料のページをめくるのは、思ってるより至福の時間ですよ。

資料請求は5分もあれば出来るので、ちゃちゃっと済ませて1日でも早い到着を待ちましょう!

HAL2年制の授業内容まとめ【行くなら4年制がオススメ】

HAL2年制の授業は、スキルに関係するものが少ない

HALに行くなら4年制がオススメ

以上がHAL2年制の授業内容まとめです。

ゲームプログラム専攻もキャラクターデザイン専攻も、スキルに関係する授業は少ないです。

 

しかし、4年制ならインターン制度や人数の多さで、有利な面が多いです。

なのでHALに行くなら、2年制より4年制をオススメします。

2年制でオススメな専門学校を紹介

4年制は高いから、できれば2年制を考えてるんだが…

どうにかなりませんか…?

確かに、4年制に行けるモノなら、それに越したことはないですよね…

しかし、世の中に専門学校はHALだけじゃありません!

以上の4校が、2年制でオススメな専門学校になります。

いずれの専門学校も、HALより20万円~30万円学費が安く、授業の質も良いです。

HALの2年制に行くくらいなら、いずれかの専門学校をオススメします。

この中で一番のオススメな専門学校は?

上記4校で一番オススメ出来るのは、アミューズメントメディアグループです。

 

詳しくはこちらの『大阪アミューズメントメディア専門学校の授業内容』を参考にしてください。

HAL2年制とは、比較にならない授業内容を見る事が出来ます。

 

授業内容が公開されてるのは、大阪AMGだけなので、東京AMGは何とも言えませんが、同じような授業だと予想してます。

気になる人は、両方の学校へ問い合わせてみる事をオススメします。


 

ABOUT ME
みっつ
CGアニメーター/リガー テクニカルアーティスト(TA)目指して精進中です 渋谷でゲーム作ってました。 6月からは品川の現場に移ります。